認知症・・・・。
北海道から従姉妹がきておりました。今帰るというとき・・・。一緒にいた、町内に住んでいる叔父がババに言いました。
叔「孫帰るって・・・。お小遣いとかあげなくていいの?」
自分のガマ口をガサガサしていたババ。
バ「1万円札しかねぇ~。これだと多すぎる・・。」
ガマ口の中には1万円札と500円玉1枚・・・・・。ババは叔父に言いました。
バ「3千円貸して・・・。」
叔「ハイ。3千円・・・後で返してよ。」
バ「分かった・・・。」
ってなやり取りがあって、まぁ無事にお小遣いを渡すことができたババ。家に入ってひと安心。
まぁちょっとババをからかってみようと思い・・。
ク「ばあちゃん。ちゃんと3千円返さないとだめだよ・・・。」 と言いました。
バ「・・・・・分かってる・・・・・。」 ババは思案顔でガマ口の中を見ています。
しばらくしてから・・・。叔父のほうにポイっと500円を投げてよこしました。叔父は何のことか分かりません・・・。ババに聞くと・・・。
「返す・・・。」 とのこと。でも貸したのは3千円。返さないといけないと言いつつも、500円玉1枚じゃぁ全然足りないし・・・。だったら何かを買って1万円を崩して・・。と考えながら叔父と顔を見合わせていると・・・。ババが一言いいました。
バ「ツリっこ・・・・。」 ※お釣りのこと。
頭。特にお金のことはしっかりしていると思っていたババ・・。500円玉と5千円の区別が・・というか計算ができなくなってしまった・・・・。とうとうこの日が来てしまったかというショック・・・ボケた??イヤ・・でも・・・ちょっと確かめてみよう・・・。
ク「ツリっこって、これ500円だよ。借りたのは3千円。」
バ「・・・・・?」 疑問に思っている様子・・・やはり現実として受け止めないといけない時がきた。
でも・・・・もう1回確認してみよう・・・・。今度は叔父が。
叔「ババ・・・。これだと足りないから・・・・。そっちのお札頂戴・・・お釣り2千円渡すから。」
バ「・・・・・・・。」 しばらく沈黙し思案している様子・・・。
このあとババが言った一言は衝撃でした。
バ「それだば・・・
損するべぇな・・・。」
!!!おおぅ!!!さすがは地獄の沙汰も金しだいのババ。損するようには思考が働かないらしい・・・・。とりあえずまぁいいか・・・。
まぁ結局3千円は返金されてない。