本当にあった昔ばなし
あるところに子供のたくさんいる貧乏な漁師の家族があったぁそ〜な〜。
その家族のお母さんは山にある畑に行くときに通る海辺でいつも言ったそうじゃぁ~
婆「あぁ・・この海に千両箱寄ってこねぇべかなぁ~・・・。」
実際にそんなことがあるわけもなく暮らしておったそうな・・・・。
ある晩のことじゃ・・・・。遠くで何か聞こえるのに気がついたお母さんはお父さんを起こして言ったそうな。
婆「海の方からなんか聞こえる・・・・。船が座礁したみたいだ・・・行って助けてあげなさい。」
爺「いやぢゃぁ~・・・アレは亡者の船じゃ・・・。」
婆「いいから行って来い!」
ところがどうでしょう・・・お母さんの言うとおり船が座礁していたそうな・・・・。お父さんは船の乗組員を助けて戻ったそうな。
※その晩が時化だったかどうかは判りませんが・・・。その後、船は時化で、陸まで流されてきたそうで・・・・・。
その後・・・船の船長さんは、船に積んである「石炭」を上げるからと家族に言って、函館に向かったそうな・・・。
家族は貧乏だったけれど、しばらくの間冬には石炭を燃やして生活したそうな・・・・。
婆が私の子供の頃に話してくれた話ですが、このとき婆は言っておりました。石炭は何年も燃やした。薪を買わなくてもいいし・・・あれはずっと言っていた千両箱だったんだって思っている・・・。って。
この写真・・・名前も書いてあるので、大きく載せるわけにも行かないし・・・。船会社からの手紙のようです。実は後日談として、爺は窃盗の疑いを掛けられてしまいます・・・。もちろんそんな事実は無いのですが、石炭をただでもらった爺が妬ましく、そのようなことを警察に訴えた人がいたのだとか・・・・たぶんこの手紙はその疑いを晴らすために船会社の人が送ってくれたものと思われます・・・。
婆が話してくれたのは、日本昔話に出てくるような御伽噺のように感じておりました。でも、このような書き物がでてくると、なんか歴史の教科書にでてきた出来事のようにも感じられて・・・凄いなぁと思います。
本当に・・・ただただ・・・そう思います。
小さな実話が祖先の話になりやがて伝承となり
歴史となりそして伝説へ...
その一端を垣間見たような気がして
ちょっとほのぼのプチロマン(´▽`)
歴史の重みを感じますね。
えくさんの言ったとおり
これが100年まえだったら
伝承され、伝えられ
地域の昔話となって
正直に暮らしてたら千両箱が・・・
代官に捕まりそうになった時に
神様が助けてくれて・・みたいな物語に
なるんでしょうね~
くろしゅけさん・・・ひとつジャミコちゃんへ伝承してみては^^