札束のベッド
大ババが現役の頃…というよりも、叔父が子供の頃と言ったらよいか…。
イカが大漁な時があったそうな。釣って、裂いて(大間では、スルメを作るために開くことを‘サク’と表現)、干して…とシマイには寝るスペースまでスルメが…スルメの上に寝るしかありません(T_T)
一番下の叔父がたまりかねて母親(大ババ)に言いました。
「寝るトコねぇ。」
ソレを聞いた大ババは
「馬鹿!おめぇが 寝でるのは札束なんでぇ(なんだよ)」
至言である…。
後日談
最近この話がでて、息子達は大事にされなかったという話に。
一応大ババに聞いてみました。
「息子とスルメ…どっちが大事だったの?」
ババは言いました。
「……馬鹿もの……スルメ。」
至言だ。